マルチ商法、ねずみ講って1度はどこかで聞いたことありますよね。
過去に1度だけ勧誘を経験しましたが、引っかかったらめちゃくちゃ面倒くさいです。
今回は私が経験したマルチ勧誘の体験談とその断り方について紹介します!
ターゲットになるのはどんな人?
- 押しに弱そうな人
- お金に困ってそうな人
- そんなに仲良くない人
- 話を聞いてくれそうな人
私の周りでマルチの勧誘にあった人の話を聞いていると、この4つのどれかに当てはまることが多いです。
あとは親友から誘われて断れずに商品買っちゃったっていうのもありましたね…
本当に商品を気に入って買うなら全然いいと思います。
でも本当に嫌なときにNOと言える勇気はとても大切です。
マルチ勧誘の体験談
【実際に経験した勧誘の流れ】
- 連絡が来る
- 食事をする
- 憧れの先輩を呼ばれる
- 憧れの先輩と二人がかりで商品、話を勝手に始める
- 商品のサンプルを渡される
- 後日会う約束をする
A子さんとの出会い
私がまだ20歳の頃、入社前の外部マナー講習でA子さんと出会いました。
同じテーブルで意気投合し、何度か食事に行ったことも。
しかし、私が1ヶ月で仕事を辞めたことをきっかけにだんだんと疎遠になっていきました。
ひさしぶりの連絡

あるお休みの日に家でゴロゴロしていると、A子さんから電話がかかってきました。
新しい職場で元気にやってると伝えると、
私も最近やりたいことが見つかって頑張ってるから、久しぶりにご飯行って話そうと言われました。
そんなん断る人いる??行きますよね、普通に。
再会

いつもは居酒屋さんに行こうと言うA子さん。
なぜだか今回はファミレスをチョイス。
居酒屋さんじゃなくてもいいんですか?と聞くと、シラフで話したいから今日は飲まないとのこと。
人を疑うことを知らない私は大喜びでファミレスへ行きました。
1時間ほどご飯を食べながら他愛もない会話に花を咲かせていると、
そんな素敵な人がいるのか!!!
楽しそうでよかった。
ん?今から呼ぶ?どこに??
近くにいるみたい。ちょっと電話してみるわ。
え??電話?私いいって言ったっけ?
まあ近くにいるならついでに挨拶だけしとこうかな。
何も知らない私は能天気に「先輩」が来るのをドキドキしながら待ちました。
どんな人なんですかとA子さんに聞いても、来てからのお楽しみとしか言わず、だんだん不安に…
先輩登場

体育会系っぽいサバサバっとした女の人が登場しました。
どうやらこの人が尊敬する先輩のよう。
はじめまして。
緊張しながら挨拶をして椅子に座ると、
今まで向かいに座っていたA子さんが、何故か私の隣に移動してきました。
ん?なんか様子おかしくないか??
ほのぼのお話していたはずなのに急に緊張しだすA子さん。
はあ。としか答えられず。
マルチ勧誘なんて言葉でしか聞いたことがなかったので、仕事の話が始まっても気が付かずに普通に聞く私。
「ティエンズ」という会社の商品を口コミで広めていくお仕事だと言って、どんどん資料を見せてくる2人。
温度差エグい。
騒がしいファミレスでどんな話をしようが周りには聞こえないのをいいことに、シャンプーやらボディーソープやらをテレビショッピングのように試していきます。
これは多分、私が想像してる先輩と違うやつが来てる。
そう思ったけど時すでに遅し。

こんな感じで出口を塞がれ、トイレに行くふりをして帰ろうと思ってもどちらかが見張りとして連れションを申し込んできそうな雰囲気。
圧迫感しかないんですが…
終わった。
口の中の汚れが目に見えるぐちゅぐちゅ液を試したり、なんかよくわからないサプリメントをいくつかサンプルで渡されると、なんか良いものを紹介されてる気分になってきました(笑)
次会ったときに花粉症の人におすすめのサプリメントくれるらしい。
普通に欲しいんですが。
最後に、「ティエンズ」の会員制度を紹介され、ふんふんと聞く私。
友達や知り合いを会員にすることで自分の持ち点が増えていき、報酬が増えやすくなる仕組みだそう。
なるほど。
そういうシステムでこの人達は頑張ってるんだ。
1時間半ほど説明をされた後に、やってみたいと思った?と聞かれました。
正直いきなりのことでどう断ればいいか分からず、ちょっと考えてみますとだけ答えてまた後日会うことに。
家に帰ってから、貰った資料を読んだりティエンズについての評判を調べていると、いい噂が出てこないことにとても不安を感じました。
これはいけない。
仕事終わりに私の職場近くで会う予定だったので、さっさと断って帰ることにしました。
普通にドタキャンしたら良かったんですけどね。
そういうの苦手なんですよ。
きちんと話せば分かってくれるだろうと思ってたんです。
あまちゃん。
お断り

集まってすぐに花粉症のサプリメントを貰えたので、もう思い残すことはありませんでした。
杏「やっぱり止めておこうと思います。」
先輩「なんで?この前はあんなに乗り気だったのに、嘘だったの?」
杏「すみません。あの時は一気に色々なことを聞かされて混乱していて…」
先輩「でも一瞬でもやりたいと思ったってことでしょ?挑戦してみたらいいのに。」
杏「いえ、こういうのはちょっと…自分には合ってないような気がするので…」
先輩「そんな事やってみないと分からないって!こんな素敵な先輩がいるんだから大丈夫だよ!!」
いや…もういいって。
こんな感じで十数分経ちました。
…
…
はぁ… しつこいなあ。もういいって言ってるのに。
反撃開始

仲良くない人には穏やかに接することを心がけている私ですが、
このときばかりは早く帰りたくて禁を破りました。
杏「すみません、私がこの間話してて気になったことが1つだけあるので質問してもいいですか?」
杏「これって今みたいに2対1で勧誘する決まりとかあるんですか?」
先輩「決まりはないけど、詳しい人が説明したほうがわかりやすいでしょ?」
杏「確かにそうかもしれないですけど。」
杏「何も知らずにご飯食べてたらいきなり尊敬してる人連れてこられて勧誘されるのってやばくないですか?」
先輩「大丈夫、違法じゃないから。」
杏「いや、違法かどうかじゃなくて。」
杏「…不愉快です。とても。」
先輩「…。」
杏「その場ではそりゃ嫌な顔はできないですよ、だって仲いいと思ってる人が尊敬してる人ですもん。会いたくないとも言えないし、来てしまったら話聞くしかないじゃないですか。」
杏「それなのに話し始めたらこれですよ。違法とか違法じゃないとかそういう話はどうでもいいです。」
杏「私は気分が悪いって言ってるんです。」
杏「こういう誘い方をする人たちとは関わりたくないです。」
杏「別にお二人がやりたいならそれでいいと思いますけど、私を巻き込まないでください。」
隣で泣きそうな顔して下むいてるA子さんには悪いと思ったけど、言う時はちゃんと言わないと。
杏「すみませんが電車の時間があるので帰ります。」
杏「わざわざ遠いとこまで来ていただいたのに申し訳ないですけど。失礼します。」
帰りの電車の中でA子さんの連絡先を全て削除・ブロックしました。
マルチ勧誘の断り方のポイント

- 法律など、自分が詳しくないことを理由にしない。
- どういう気持ちになったかをそのまま伝える。
- はっきりと私は仲間にはならないという意思を言葉にする。
その日のうちに答えを欲しがることはないと思いますが、もし今決めてと言われたらハキハキと断りましょう。
次の日程を決めて解散したあとは自由の身。
ドタキャンでも用事できたでもなんでもいいので行かないようにしてください。
友達が多くない私でも勧誘にあうのだから皆さんもいつどこで誘われるか分かったもんじゃないです。
もしもが起こったときに非常に焦るので、この記事を読んで万全の備えをしておくことをおすすめします。
おしまい
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