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辻村深月「かがみの孤城」のあらすじと感想【2018年本屋大賞受賞】

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ブロガー「まー子★」さんの全力で泣きたい人に読んでほしい本という記事を読んで気になり購入した「かがみの孤城」。

小説は5時間ほどで読み終わるくらいのボリュームです。

一度読みはじめたら最後、「かがみの孤城」の世界観にどっぷりハマってしまうでしょう。

【おすすめブログ紹介】

東南アジアを中心に、海外のひとり旅体験談や観光グルメなどを忖度なしで教えてくれるブログ「まー子の部屋」。

旅先でプロポーズされたお話、密かに続きを楽しみにしています。

かがみの孤城

ある出来事がきっかけで不登校になってしまった中学生の女の子「こころ」。

「こころ」が自室にいると、突然鏡が光りだして体が吸い込まれてしまう。

そこには西洋のお城が建つ不思議な光景が広がっていた。

「こころ」を含めた7人の男女と「オオカミさま」と名乗るオオカミの面をつけた少女だけが入れる「願いが叶う城」。

9時から17時までつながる鏡の中の世界。

なぜこの7人が呼ばれたのか。

オオカミさまとは何者なのか。

全ての謎がつながると…

2018年に本屋大賞を受賞した作品だけあって、読み終えたあとの満足感がすごかったです。

そしてもう一度細かい描写を確認しながら、読み返したくなる作品でした。

「かがみの孤城」の感想

年頃の女の子の繊細な感情の動きを言葉にするのは難しいと思うんですが、この作品では周りの顔色を伺いながら人と接する「こころ」の存在をとてもリアルに感じました。

私も同じように顔色を伺ってしまうタイプなので、思わず「こころちゃん分かるよ、その気持ち」ってなりました。

そして、共感すればするほどこの作品を魅力的に感じてどんどんのめりこんでしまうんですよね…

逆に、他人は他人でしょ?っていう性格の人はこういう考え方の人もいるんだと勉強になると思います。

物語終盤になると一気に7人の関係性や明かされなかった秘密が明らかになるのは読んでいて爽快でした。

童話をうまく融合させて、最後の最後エピローグを読みながらこんなに温かい気持ちにしてくれるのは「素晴らしい」の一言に尽きます。

「かがみの孤城」まとめ

【こんな人におすすめ】

  • 不登校やいじめについて描かれている作品を読んでみたい人
  • 読んだ後に温かい気持ちになりたい人
  • 謎解きが好きな人
  • 読書感想文を書こうと思っている人

序盤は「こころ」の精神面や登場人物たちの関係性がじっくりと説明されるので、話がなかなか進まないように感じます。

ですが、中盤から終盤にかけて気持ちいいくらい伏線を回収してくれるので、読む手が止まることなくあっという間に読み終わってしまう作品です。

特に学生さんには読書週間や読書感想文の題材として是非一度読んでほしいなと思います。

おしまい

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