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【昔話】靴を隠されたときの気持ち

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あまり経験した人はいないと思うけど、上靴を隠された事がある

隠した方は忘れても隠された方は忘れられないんだよ

もし気に入らない人の靴を隠したことがある人、それだけは覚えておいて

これは私が小学生の時の話

靴を隠された朝

いつものように集団登校、外靴を脱いで自分の靴箱に入れた

…あれ?

昨日入れて帰ったはずの上靴がない…なんでだろ?

その日が何曜日だったかは正確に覚えてない

でも、月曜日ではないということは洗った上靴を持ってくるのを忘れたわけではなかった

入れる場所間違えたのかも!

靴箱に並んでる他人の上靴の名前をチェックした

ない…

私の上靴はどこかへ消えた

誰かに捨てられたのかもしれないと思ったら

こめかみから頭皮までジワっと熱くなるのを感じた

冷や汗が出る

涙が出るより先にピンポイントで自分が狙われたことが辛い、というよりも恥ずかしいと思った

靴を隠されたと自分以外の人間にバレるのが嫌だった

1人で必死で探していると私の様子がおかしいことに気がついた姉が話しかけてくれた

靴がなくなったことを涙声で説明したらすぐ一緒になって探してくれた

しばらくの間二人で探したけど上靴は見つからなかった

姉と解散して、靴下のまま自分の教室に向かいながら頭の中でなんで?どうして?がグルグル回って心臓が苦しくなった

教室に入ってすぐ幼馴染が近寄ってきた

バレないと思ったら

上靴履くの忘れてんで!

即バレた、秒だった

幼馴染にコソっと上靴がなかったと話した

すぐに職員室まで引っ張って連れて行かれた

担任を見つけても先生、、と声をかけるだけで精一杯

私の代わりに幼馴染が私の上靴がなくなったことを説明してくれた

担任は学校の来客用スリッパを貸してくれたけど

本当になかったのかどうかもう1回ちゃんと探してきなさいと冷静に言って私を追い返した

上靴がなくなったことを信じてもらえないのがすごく悲しかった

また惨めな気持ちで靴を探すのが嫌で下を向いたまま立ってたら、幼馴染が足元のすのこまで動かして必死で探してくれた

あった!!!!

急いで声がした方に行ったら、昇降口両サイドに置いてある一輪車の下に隠すように置かれてた

結構分かりやすいところ!!ていうかそこ何回も見たはずだけど…

幼馴染にお礼を言って職員室にスリッパを返しに行った

表面上の解決

先生は座って温かいお茶を飲んでいた

私がどんな思いで上靴を探してたのかも全く興味がないんだろうな

内心毒吐きながら上靴が見つかったことを報告だけしてすぐに職員室から出た

幼馴染にはこのことは友達にも私の母にも内緒にしてほしいと頼んでいつもどおりの毎日に戻った

でもその日から、誰かはわからないけど確実に自分のことを嫌いな人間がいて、私の前ではいい顔して笑ってるんだと思ってしまって少しずつ周りと距離を取るようになった

小学校高学年の時はまさに長いものに巻かれまくって取り巻き女Aみたいな生き方をした

それからは靴を隠されることはなかった

最近の気持ち

今思えば目立ちたがり屋でお調子者だった私のことが気に食わない人なんていっぱいいただろうな

それでもやっていいことと悪いことがある

学校っていう狭い世界で生きてる時はその中での立ち位置が全てだから

学校生活がうまくいかなかった時は苦痛以外の何者でもない

いじめられたり嫌がらせされると病んでしまうのは当たり前で、その時に味わった心の痛みはずっと消えない

靴を隠した人だって何か思うところはあったんだろうけど

〇〇のこと嫌い→靴隠してやろう、いじめてやろう

気に入らない奴の靴だったら隠しても大丈夫なの?

それってなんかヘンだよね

汚いやり方で自分の感情を表現するような人間にはなりたくないな

母がよく言ってた

いじめる奴は人間に生まれたのが初めてで、前世は虫だったんだよ

人間1回目だから自分が何をしてるか分かってないんだろうね

あなたは人間、何回目?

おしまい

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